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チームマネジメントによりコスト削減が可能な理由
事業を行うと経理や人材育成などの様々な経営課題に直面します。
また、事業を拡大、成長させていくためには直面する多くの課題を解決する必要があります。
その解決すべき課題は業種により様々ですが、共通して見られるものも多くあります。
その中でも、「人材の強化」は短期的、長期的どちらでも上位にくる課題です。
「人材の強化」という課題はチームマネジメントを行うことで解決できます。
この記事ではなぜチームマネジメントが「人材の強化」に有効なのかを実際にチームマネジメントを行った実例を交えて解説します。
企業が抱える経営課題
経営課題(Business Challenge)は、組織や企業が直面する問題や課題のことを指します。
一般社団法人日本能率協会の日本企業経営課題2022では日本企業が当面している経営課題を「現在」「3年後」「5年後」と分けて調査しました。
その結果は次のとおりです。
【現在】…1位「収益性向上」、2位「人材の強化」、3位「売上、シェア拡大」
【3年後】…1位「人材の強化」、2位「収益性向上」、3位「売上、シェア拡大」
【5年後】…1位「事業基盤の強化」、2位「収益性向上」
これらの結果からわかるように「収益性向上」、「人材の強化」が短期、長期ともに企業が当面している課題ということがわかります。
人材を一人失う事により、企業の機会損失はどの程度なのかを金額に換算した概念を「コスト・オブ・ターンオーバー」と言います。
この計算に用いられる代表的なコストは次のようなものが挙げられます。
リテンション・クライシス
- 新規人材の採用にかかるコスト
- 採用した交代要員が立ち上がるまでのコスト
- 失った人材の機会損失コスト(失った人材がもたらすはずだった売上、受注額など)
- 失った人材のインタンジブル・コスト(専門技術、知識の流出や顧客関係の喪失など)
- 失った人材の人件費
この中で唯一プラス効果をもたらすのは⑤の失った人材の人件費のみです。
後の①〜④はすべてマイナスのコストとして企業経営に直接な影響をもたらします。
また、専門性の高いビジネスにおいては④のインタジブル・コスト影響は大きくなります。
そのため、専門性の高いビジネスになればなるほど人材を強化し、失わないための努力が必要になります。
ではどのようにすれば人材を強化し、離職率を減らすことができるでしょうか。
答えは企業のチームマネジメントです。
チームマネジメントが離職率に低下に有効な理由
アメリカのgallup社によると強みに基づく人材開発によって次のように変化を得られます。
・顧客エンゲージメントの向上7%
・離職率の低下72%
・売上向上19%
この結果からわかるように強みに基づいて仕事をしていると従業員の満足度も高く、仕事に意欲や情熱をもつことができます。
このエンゲージメントが高い状態にあると従業員の離職率も低下します。
つまり、従業員の強みを活かせる環境を整えると、離職率の低下につながるということです。
ストレングスファインダーを用いたチームビルディング
ストレングスファインダーというツールをご存知でしょうか?
ストレングスファインダーはgallup社が40年の研究から人の才能を34の資質として落とし込み、自分はどの才能が強く出ているかがわかるツールです。
ストレングスファインダーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を見てください。
このストレングスファインダーは個人の自己理解をするのにも良いツールですが、本来はチームビルディングのツールです。
セミナーや経営者様とのセッション、従業員全員を交えてのセッションを通じてストレングスファインダーの理解、活用方法を学んでいただきます。
従業員全員がストレングスファインダーを受けて理解すると次のようなメリットがあります。
これらのように経営者、従業員それぞれの理解が深まり、コミュニケーションが取りやすくなります。
実例紹介
実際にストレングスファインダーを用いてチームビルディングを行った例を紹介します。
美容室のチームビルディング
スタッフとのコミュニケーションで悩んでいた美容室経営をされている方からご依頼をいただきました。
チームビルディングを行う前に経営者様と1対1で強みや弱みをお話させてもらいました。
その後スタッフを交えてセミナーとワークを行い、ストレングスファインダーの理解、活用法をお話しました。
セミナー、ワーク後にはスタッフ間の人間関係がよくなったという声をいただきました。
より詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
ピラティスサロンのチームビルディング
スタッフ同士の連携がうまく取れないという悩みを抱えていたピラティスサロンの経営者様からご依頼をいただきました。
こちらの方もまず経営者様と1対1でセッションを行い、過去どの様に強みを活用して成功してきたかを聞かせていただきました。
その後、従業員様とスタッフとで共同セッションを行い、スタッフの強みや活用方法をお話させていただきました。
最後に再び経営者様と1対1でお話させていただき、具体的にアドバイスさせていただきました。
より詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
こちらの経営者様はその後も新人採用の際にも同じ様にセッションをさせていただきます。
新しく採用する新人もストレングスファインダーを通じて理解することで、早い段階で何が得意なのかがわかり指示出ししやすくなります。
まとめ
チームマネジメントは短期的に見ると利益に結びつきませんが、中長期的に見るとターンオーバーのコスト削減に繋がります。
また、経営者様、スタッフそれぞれのコミュニケーションも取りやすくなり職場環境も良くなります。
ぜひストレングスファインダーを活用したチームマネジメントを行ってください。
ストレングスナビでもストレングスファインダーを活用したチームビルディングのご依頼を受けています。
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